日本語空間

2022年1月4日

「希望」をデッサンする

2022年の年明けは、2日、3日と仕事があり、充実したスタートと

なった。

学習者の方たちは、学校や会社が冬休み中であるにもかかわらず、

全員が、いつも通り授業に参加しており、溌溂(はつらつ)と

した顔に年始から会えたのは、何よりうれしかった。

皆さん、各目標は異なれど、楽しく学ぶことを知っている方たち

だと、あらためて感じる。

学習者一人一人に合った授業を提供する「日本語空間」では、

おおまかなシラバスは、最初に提示しつつ、話し合いながら、

より良い授業の形態を模索している。

それが、個人授業の醍醐味だし、すべての目標に、1対1で

まかなえる方式など、あらかじめ存在しないからだ。

たとえば、大学院受験に際し研究テーマを決めるとき、論文の

中でどうしてもうまく書けない箇所に当たったとき、いきなり

書き出すことは不可能なので、ブレインストーミング的に発想

が誘発されるよう試みる。


 
最初から、方式を固定しないこのやり方は、特に研究レベルに
 
は向いているようで、これまで確実に結果を出してきた。
 

枠をすべて取り払ったら、とりとめがなくなり、どこに着地する
 
かもわからなくなるだろうが、あえてガチガチに固めないことが、
 
眠っていたアイディアを引き出すことは多々ある。
 

そう、ゼロか百かでなく、「デッサン」をしながら、自身が真に
 
求めるものへと近づいていくのだ。
 

 
今年も、そのようにして、たくさんの「夢」をたぐり寄せること
 
を願ってやまない…!
 

 


 
               2022.1.4 
 
  あたらしい年の胎動…
 

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