日本語空間2月8日1 分『あまり行かない喫茶店で』前回の記事で書いた若者に人気の喫茶店に、 「純喫茶」なるものがある。 酒類を扱わず、コーヒーやソフトドリンク のみ提供する店を指す。 近代の日本で流行した「カフェー」には、 女給(ホステスに近い)がいて、接客を おこなっていた。 中には、女給目当ての客も少なくなかった...
日本語空間2022年12月18日1 分秘境(ひきょう)が招く生まれた時から住んでいる国は、慣れていてめずらしく ないせいか、いつか行けるだろうという気持ちがある からか、意外にあちこち出かけていない。 かえって外国人の方が、短期滞在であっても(あるから こそ?)日本の各地を旅行しているようで、そんな...
日本語空間2022年5月29日1 分舞台裏では秘密の日記などでなく、誰かに読んでもらう文章なら 推敲(すいこう)を重ねないことはありえない。 それは、あくまでも基本的な作業で、何度も読み返す うち、あちこちに修正箇所が出てくる。 この点に関しては、文章の初心者も、大家も変わりは ないだろう。...
日本語空間2022年5月14日2 分「見えるもの、その先に・・・」大学院に入る前は、美術作品の抽象表現に、特別惹かれる ことはなかった。 おそらくは無意識に、あらかじめカテゴライズされた形式 のなかで、硬直した捉え方をしていたせいと考えられる。 ちなみに、私の専攻は美術や芸術ではない。 だが、近代における科学史と芸術史の交わる地点には、...
日本語空間2020年10月29日1 分「生活」数年前、執筆の終わりがくるとも感じられない 博士論文と向かい合い、大学図書館から閉館 間近、足早に帰るとき、講堂の前でいつもギター を弾いているひとがいました。 晩秋の冷え切った空気の中、延々とドラマティック にかき鳴らされるギターの音(ね)に、何度となく...
日本語空間2020年10月1日1 分『二郎は鮨の夢を見る』デヴィッド・ゲルブ監督のドキュメンタリー映画『二郎は鮨の夢を見る』(2011) 95歳の寿司職人で「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんを追った作品です。
日本語空間2020年5月16日1 分映画『羊と鋼(はがね)の森』雨の週末となりました… 新学期が始まったばかりの皆さんは、緊張感のなかにいるかもしれ ませんが、一息つきながら、課題に取り組んでほしいと思います。 最近、音声に関するお話をしました。 その流れから、今日は、映画『羊と鋼の森』(2016)を紹介します。※...
日本語空間2020年5月6日2 分(仮想)旅へのいざない地震に、雨、雷と、何だか昨日から暗いので、今日は趣向を変えた お話をしましょう。 現在は、残念ながら旅行自体が不可能ですが、文章の終わりに、ネット 上で、旅の雰囲気だけでも味わってもらえればと思います。 最近、日本の近代とキリスト教について記しました。...
日本語空間2020年4月25日1 分映画『合葬(がっそう)』少し前から気になっていた映画『合葬』(2015)を、 huluでみました。 →無料キャンペーン中だったので! 原作は、杉浦日向子(すぎうらひなこ)のコミック。 合葬は「合同の埋葬(まいそう)」の意味。 最近ブログで言及した近世から近代への劇的な時代 の転換期の物語です。...
日本語空間2020年4月6日1 分ビデオレター東京では、緊急事態宣言が発されるかどうかの 瀬戸際(せとぎわ)を迎えています。 4月もすでに2週目を迎え、全国の大学でも、早い ところでは授業が開始されていますね。 他では、4月後半、またゴールデンウィーク明け からなど、ばらつきが見られますが、当分は...