日本語空間6 日前1 分100年9月というのに、新潟県では37度の気温を記録し、 各地で熱中症のアラートが発動されている日本は、 三連休の真只中。 今日は敬老の日で、国内では100歳を超える 人が9万人を突破したというニュースを見た。 まさに人生100年時代の実感が迫る。...
日本語空間9月11日1 分無為の為9月に入ってから、やや過ごしやすい気候になった こともあり、ここ港町では毎週末に何かしらの イベントがおこなわれている。 今日も、隣り合わせた地区で、たくさんの屋台が 並び、仮設ステージでは演奏が続いていた。 私は、事務所からの帰り道にそこを通っただけで、...
日本語空間8月26日1 分晩夏の風猛暑でバテ気味でも、タスクは山積し「~ねば」に追われる。 だが、こんな時こそ、思い切って何もしない時間を作ってみる。 それでメリハリができて、ストレスなく仕事をこなしていける なら、こんな「無」の時間も有用だ。 気まぐれに海の近くへ足を運ぶと、リゾート風の屋台がしつら...
日本語空間8月4日1 分美酒気がつけばもう8月。 今年も1年の半ばを過ぎてしまった。 何をするにもこれほど暑くては、気持ちも挫けがちだが、 今晩は、学習者と12月までの予定を確認し、逆算をして 進度をはかり直した。 さて、暑かろうと寒かろうと、読書は生活習慣の一部に...
日本語空間7月31日2 分イケイケドンドン?物事には長短があり、良い面をばかり享受するわけには いかないが、大きな潮流に批判意識ゼロで乗っかるのも 考えものだ。 デジタルなしに生活をすることは、すでに考えられない というものの、だいぶ前から弊害が目立つ。 それに対し、すぐに行動を起こすのでなくとも、問題...
日本語空間7月16日1 分結実の時まで個人が経験することの中で、本当に無駄なことは 一つもないと思う。 すぐに結果が出なかったり、身につけたことが 役に立たなかったりすると、人は努力が無駄だった、 意味がなかったと落胆する。 しかし、すぐにかたちとして現れるものがある...
日本語空間7月15日2 分有機的なるもの平安時代、清少納言は『枕草子』の中で「〇〇なるもの」と して、自身が感じた有形無形の事物、事象を列挙している。 あくまでも主観だが、論文ではなく随筆なので、その偏りも 個性として読め、興味深い。 たとえば彼女は、「あてなるもの(上品なもの)」として、...
日本語空間7月9日1 分原風景とホスピタリティコロナがようやく収束し、外国人観光客が一気に戻ってきているが、 一般的な「観光」ではない異文化を体験しようとする人々もいる。 その一つが、四国の霊場を巡る「お遍路(おへんろ)」の体験だ。 国籍、年齢、性別を問わず、さまざまな人が訪れているようだが、...
日本語空間6月22日1 分非日常先日の授業中、学習者と話していて「非日常」と いうことばが飛び出した。 安定した日常は大切だが、たとえば自分にとって の転機や、新しい風を呼び込むため、非日常的な 空間から刺激をもらうことも大切だ、と。 その方は、旅行が好きで、まとまった時間が取れる...
日本語空間5月25日2 分断捨離(だんしゃり)「断捨離(だんしゃり)」ということばがある。 最初に提唱されたのは1970年代で、コロナ感染拡大の時期、 再び注目されるようになったらしい。 入ってくる不要な品を断つ「断」、家にあるガラクタを 捨てる「捨」、ものへの執着から離れる「離」。...
日本語空間5月17日1 分職人文化昨年は、仕事よりも研究の比重が高く、 1回の発表と3回の寄稿をおこなった。 充実はしていたけれど、根を詰めて 体を痛めつけたため、意を決し、以前 から気になっていた整体に行ってみた。 短くない間放置してきた身体の歪みを 矯正してもらうと、体調が劇的によく...
日本語空間5月13日1 分『背水の陣(はいすいのじん)』の心得で昨晩、カウンセリング後に決まった論文サポートは、 何と締め切りが明日…! 「サバイバル歓迎」を謳っている『日本語空間』だが、 今回は、超がつくほどのサバイバル的状況となった。 論文の骨格はできあがっているものの、論旨が完全に 通ってはいない、参考文献が足りないという問題点が...
日本語空間4月28日2 分ゼミ選びのポイント4月に新学期が始まり、大学や大学院では履修登録が 済んだかと思うと、本格的な授業の前にゴールデン ウィークに入る。 何となくゴタゴタした中でおこなう作業ながら、 ゼミ選びは慎重にしよう! 以前にも書いたが、大学院で「ゼミジプシー」 とでも言いたくなるほど、いくつものゼミを...
日本語空間4月21日2 分「自然」から教えられる気がつけば4月も下旬になっている。 桜はとうに散ってしまったが、今はつつじが満開で、 昨日はジャスミンが咲き始めたのを見た。 どれもよその家の庭に咲く花々ながら、散歩の 途上、四季を通じ、目を楽しませてもらっている。 一つ気がかりなのは、今年はまだウグイスの鳴き声...
日本語空間4月18日2 分対象との距離を測りつつよりよく生きるためには、「見る」ことに長けねば ならない。 どこに立ち、どう見るかにより、向き合う対象の「像」 も変わってくる。 こう書けば、あたりまえのようだが、身をもって体験 した忘れられない出来事について記してみたい――...
日本語空間4月8日1 分セレンディピティを引き寄せよういざ論文を執筆する前に、テーマの決定、資料集め、 参考文献の選定、章立て等々、準備は多岐にわたる。 そういった地道な努力は必要だが、それとは別に 想像もしていなかった出会いに恵まれることもある。 たとえば、先行研究で見出されなかった資料の発見...
日本語空間3月25日2 分人と「被(かぶ)らない」ということ人間の行動様式は、人間という種ならではの性質に基づく と言えるが、それ自体、仮のノルム(規範)であり、絶対 不変のものではない。 極言すれば「移ろう」ものなのであるから、その意味では、 型にとらわれすぎるべきではないだろう。...
日本語空間3月8日2 分書くことの効用外国語を学習する際、目的によりどのレベルをめざすか という違いはあっても、書きことばと話しことばでは、 後者の方が身構えずに入っていけるだろう。 ただカジュアルな会話表現だけなら、動画を見て音声を 聞き、シャドーイングをおこなう等により、自分でも ある程度はマスターできる。...
日本語空間3月2日2 分坂道の途中でコロナ(covid-19)は、基本的に災禍以外の何もの でもないと思われているが、それがもたらした 「恩恵」もあるのではないか、と、発生直後から 3年余りを経た現在、感じられることがある。 そのひとつは、多くの人が首肯しうるだろう 以前の生活の見直しだ。...
日本語空間2月26日2 分教養としての語学日が落ちてから街を歩いていると、花びらのような ものが、マスクの中に舞い込んだ。 桜にしては早いと思って、暗闇に目をこらせば、 わずかに雪が降っている。 肩に落ちても、すぐに消えてしまうほどのあえかさで。 晩になり、都会の雪は降り積もることなく止んでしまった。...