日本語空間4月23日2 分リセットしてあらたなコースへ地元の市立図書館の貸出冊数が、4月から10冊に なった。 以前は、6冊だったが、コロナの感染拡大により、 室内で過ごす時間が増えたことが影響しているの だろう。 市民からのリクエストも多かったのではないか、 と想像される。 県立図書館と合わせて、合計20冊まで借りられる...
日本語空間4月8日2 分夾雑物(きょうざつぶつ)を取り除く仕事と論文執筆の合間に、教育系の動画を見ることがある。 特に、現役の大学院生や、近い過去に大学院を修了したYou Tuber の語る内容は、なかなか興味深い。 専攻分野が異なっていても、基本的な研究に向かう態度や、悩みは 共通していて、まさに「あるある」だ。...
日本語空間4月1日3 分不可視の領域から先週は、日本各地で大学の卒業式がおこなわれており、 人数制限をしつつも、多くの学校が対面形式を用いて いるようすがうかがえた。 いくつかの動画を見たが、卒業生の一部がユニークな 仮装をこらす一方で、含蓄のある総長のことばが好対照...
日本語空間3月19日1 分ブレインストーミングをおこなう理由日本の大学院に進学したいが、何から手をつけていいか わからない、という外国人の方は多いと思われます。 便宜的な問題もありますが、あえて逆算し、最も重要な点 を挙げれば、それは研究にあたり、自分自身のテーマを 持っているかということになります。...
日本語空間3月6日2 分みじかい青春の形見(かたみ)にこの季節になると、メディアが報じる卒業の風景に、 岐阜(ぎふ)県高山市の斐太(ひだ)高等学校で、 毎年おこなわれている「白線流し(はくせんながし)」 がある。 在校生と教員、親が対岸で見守るなか、卒業生の男子は 学帽の白線を、女子はセーラー服の白スカーフをはずし、...
日本語空間3月2日2 分サクラサク3月1日は、昨年末から大学院入試対策をおこなってきた 社会人の方の合格発表の日でした。 結果を、今か今かと待ちわびていましたが、夕方にメール が入り、めでたく「合格」の知らせが!! 一足早く、桜の花が咲いたようです。 大学、大学院の入試対策は、各人の専攻や試験形式、どれ...
日本語空間2月26日2 分言説か現実か昨日ニュースを見ていたら、国際情勢の解説者が、念を押すように 「いいですか。まず、いきなり具体的な状況を押さえるのでなく、 われわれは『言説』に警戒しなければならない、ということです」と ことばを区切りながら述べた。 つまり、ある国家の代表が「○○が○○を迫害している」、...
日本語空間2月6日2 分白いタブレットー自由な「知」のよろこびー一般的に、大学までの学びを「勉強」と称するのに対し、 大学院以上では、それを「研究」と称します。 比較をすると、後者の難易度に目が行きがちですが、 それ以上の特権(!)に、知の「自由度」が挙げられます。 とりわけ、研究という営みにおいて、文系、理系どの...
日本語空間1月18日2 分大分岐(だいぶんき)数年前、K・ポメランツの『大分岐』という本が話題になった。 近代以前の西洋と東洋の文明的発展には、さほど差がなかったのを、 18世紀以降、両者がいわば明暗を分けたのはなぜか? と問う 内容である。 その後、“大分岐”が、本や論考の題名にしばしばもちいられる...
日本語空間1月11日3 分「知」のリファレンスを増やそう!大学院に進みたい 、研究をしたいという意欲はあるが、 徹底した読み書きの経験が少ない場合、文章を書きだす前に、 立ち止まってしまうのは無理もない。 特に、現在増えている社会人学生には、そのような傾向が みとめられる。 だが、それであきらめるのは早い。...
日本語空間1月4日2 分「希望」をデッサンする2022年の年明けは、2日、3日と仕事があり、充実したスタートと なった。 学習者の方たちは、学校や会社が冬休み中であるにもかかわらず、 全員が、いつも通り授業に参加しており、溌溂(はつらつ)と した顔に年始から会えたのは、何よりうれしかった。...
日本語空間2021年12月31日2 分今ここに在るということ2021年も、今日で終わる。 昨年の大晦日は、ちょうど外国への投稿論文の締め切り日 だった。 オンライン投稿であることを幸いに、時間ギリギリまで、 忍耐強く推敲を繰り返し、日付が変わる直前に、添付ファイル を送信していた。...
日本語空間2021年12月28日2 分「能動的出来事」へ「今年は、○○さんにとってどんな年でしたか?」 年内の授業も、今週で終わるので、最後に学習者の方たちに 質問をしてみた。 ある人は、こんな質問を受けること自体考えていなかったのか、 すこし戸惑いつつ、 「そうですね、良くも悪くもない年だったと思います」、 また、別な人は、...
日本語空間2021年12月11日3 分アクチュアルに学ぶ昨年末から、日本で学ぶ外国の社会人大学院生が一つの潮流となって なっているようです。 日本人のなかにも、これまで、社会人学生は一定数存在しましたが、 外国の地で、働きながら専門性を高めようと努める外国人学生の存在 からは、社会の変化が見て取れます。...
日本語空間2021年12月7日3 分まずは発信!先週の土曜日、初めてzoomによる研究発表会に参加した。 私の師が主催する研究会で、来春には、そこで私自身の発表が 予定されている。 ただし、私は会員ではないので、今回は下見といったかたち。 このような体験は、意外にも初めてで、新鮮だったし、対面で...
日本語空間2021年11月19日2 分異分野に学ぶ先週から、にわかに忙しくなり、その日中にタスクが 終わらず、翌朝まで持ち越すようなことがあったため、 少々息切れしていた。 中でも、師から依頼された校正の仕事は、いったん月曜日 に1回目を終え、ファイルを送り返していたが、最終締め切り...
日本語空間2021年11月16日2 分急がば回れ!今日の正午、船の汽笛が3回響いた。 午後3時に、もう1回。 何か幸先(さいさき)がよいように感じ、猫を抱き上げ、 しばし窓外を眺めていた。 この1週間ほど、ずっと校正の仕事に追われ、日々を 過ごした。 締め切りを、みずから1日早く切っていたため、昨晩は 相当追い込まれており...
日本語空間2021年11月11日3 分「足る」を知る昨日、以前お世話になった先生と、約2年ぶりに再会し、 近況の報告をした。 ここ2年ほど、特にコロナ発生以降、私にとって研究の主たる ものは、ひとりでおこなう学術論文の執筆と投稿だった。 誰にも頼らず、自律的に書く行為には、難しさと同時に良い...
日本語空間2021年11月8日2 分自由と孤独と長らく滞っていた外国人の入国に関する水際対策が、本日から大幅に 緩和される。 週明けの空は、快晴ではないものの、雲の隙間からは、明るい光が のぞく。 10月中旬に行われた衆院選前の党首討論で、野党が、この問題に言及 していたことは、以前のブログに書いた。...