日本語空間2023年7月28日2 分「厚い」記述を危険な真夏日が続き、屋外での行動が制限される中、クーラー をつけた室内で論文の構想をおこなうのは、何ともぜいたくな ことと、一抹の罪悪感をおぼえる。 異常気象の原因そのものが、環境に負担をかける文明的生活で あるのだから、せめて設定温度を高めにしたり、冷やした紅茶...
日本語空間2023年7月21日1 分キラリと光る会話をしたり、書いたものを読ませてもらったりしたとき、 「キラリと光るもの」を感じさせる人がいる。 それは、すでに開花しきった才能ではなく、「芽」の段階 ともいえるのだけど、ありきたりでない何かなのである。 たとえば学術論文においても、研究業績を積んだ者でなく、...
日本語空間2023年7月8日1 分ルビコン川を渡る?今では当然のように受容されているシステムの中にも、 登場当時は、賛否両論を生んだものがあった。 最初は警戒心を抱いたとしても、利便性が優先される うち、それなしではいられなくなる。 ChatGPTが注目を集めるこの日頃、東京大学の副学長...
日本語空間2023年7月2日2 分「拡散」を意識する論文の書き方について、ごく形式的なものでなく、 一歩踏み込んだ心得(こころえ)を語れるのは、 当人が徹底的に「書くこと」と向き合った者だけ だろう。 とりわけ、具象的な部分だけでなく、抽象的な 命題にまできっちり言及できることが肝要なのだが、...