日本語空間2023年11月27日2 分都市と建築秋になるといつも思い出す詩がある。 あわれな 僕の魂よ おそい秋の午後には 行くがいい 建築と建築とが さびしい影を曳いている 人どおりのすくない 裏道を (立原道造『晩秋』) 最初の2行は、詩としては格別な趣があるわけでは ない抒情的な表現だ。...
日本語空間2023年11月20日2 分基本の「何を」と「いかに」学術論文に限らず、文章を書くときに考えなければならない のは、大きく分けて2点。 すなわち「何を」と「いかに」である。 自分ならではの文章にこだわり、他人に差をつけたいなら、 漫然と書きたいテーマ、内容を好き勝手に書いても効果は 上がらない。...
日本語空間2023年11月17日2 分熱く/冷たくなぜ論文を執筆するかといえば、具体的な目標を単に達成 するためではなく、やはりそれが自分にとって楽しく、 情熱を注ぎ込める行為であるからなのだが、そのように 「熱い」部分と同時に、「冷めた」部分も欠かせない。 大学院時代、学術論文(修士論文、博士論文等の学位論文...