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「コピー&ペースト」はなぜ起こる?

今年も残すところ、あと1週間となった。

以前、週3回のペースで書いていたブログは、

繁忙期のため、最近はせいぜい2回。

それも週末にあわてて書いている始末で、

反省しきりである。


さて、いわゆる「コピー&ペースト」に関する

問題だが、学生がつい当該の行為をしてしまう

のは、学生の側にだけ責任があるのだろうか?

先に結論を言ってしまえば、そうとは言い切れ ない。


レポートはともかく、卒業論文のように長い

論述を初めておこなう際には、何をどう書いたら

よいのか、最初わからないのは当然だ。


大学の便覧や、各学部のホームページに、論文の

「スタイルガイド」のようなものは載っている

が、それはあくまでも形式なので、まずは、

「書くことに就く」前に、おこなわなければ

ならない作業から指導するべきなのである。


にもかかわらず、ほとんどの大学教員は、仕事を

抱えすぎていて、卒論指導にあまり時間を割き たくないので、懇切丁寧に卒論の指導をおこなう

ゼミは、稀少といえるのではないか。


研究者を志す大学院生ならともかく、大学生は、

まだ担当教員に対しても、何をどう質問したら

よいか、そこからしてよくわからない。


そのようにためらっていて、ほとんどことばを

交わさないまま、気づけば4年生の後半になって

いるというわけだ。


また、質問をしたとしても、参考にできる

答えが返ってこないこともめずらしくない。

そんな時にも、社会経験の少ない大学生は、

それ以上質問することをあきらめてしまう。 おそらくは、権威に気圧されて。


実は、学術論文は、教員自身が常に執筆を

おこなっている現役の研究者でなく、

研究の最前線から離脱してしまっている

ようでは、指導が不可能なのである。

そもそもの話。


それで、指導と名のつくほどの指導を受けて

いない上、早く提出しろと圧迫されたら、

結局、とにかく提出して終わらせようという

気になるのもふしぎではない。


留学生なら、外国語で書く分ハードルが高い

のだから、担当教員が不親切では、もっと

途方に暮れるだろう。


学生に、コピー&ペーストを強いるような

不可視の力が働いている事実を直視せねば ならない。

何より、まずは教員のほうが、真摯かつ謙虚な

姿勢で論文に精通せねばならないのではないか?

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