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  • 日本語空間

「濃く」書く

どのような文章が評価に値するか?

それについては、これまでもしばしば言及してきま

した。


とりわけ、日本語表現の「正しさ」をクリアした

留学生にとって、意識すべきは、濃い記述と言えます。


前回お話しした、学術論文のごとく高度にアカデミック

なものは無論、本文の要約や、わずか数百字の志望理由

においてさえも、一様に重要な点です。


たとえば、学位論文や学術論文では、比較的長く書く

ことができるので、「関係性」を常に意識し、各項目を

行き来しつつ書くこと。

→アクターネットワーク的発想


反対に、短い字数制限のものは、そうであるからこそ

むだを切り詰め、婉曲かつソフトな言い回しである和語

を避け、硬く簡潔に表現できる漢語を活用します。


お気づきの方もいるかもしれませんが、「濃い記述」は

クリフォード・ギアツの「厚い記述」から発想を得たもの。

文理の専門や目的を問わず、念頭に置くことで、精錬

された文章になることを保証します。












2020.10.18

  事務所のベランダから望む秋の夕景

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何かと慌ただしく、不本意ながらここしばらくブログが 1週間に1回しか更新できない状態のまま、9月を迎えた。 書こうとするテーマは色々あるが、気力が追いつかず、 反省することしきり。 さて今週は、母国の大学を卒業して日本の大学院に 進みたいという方のカウンセリングをおこなった。 社会人で、現在の仕事を長く続けるのでなく、将来に 転職を考えているため、専門性を生かせる大学院に 入りたいとのことだった。

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