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「蛙化(かえるか)」という現象

今年は、去年よりも暑い夏となり、地方では40度近い

気温のところもあるようだ。


環境に配慮すれば、クーラーを使いすぎない方がよい

とわかっていても、適宜使わなければ体調を崩して

しまう。

事務所の猫も夏バテ気味で、日中は食欲がないよう

なので、餌の種類を変えたりして工夫をしている。


さて、考えごとをするには暑すぎるので、こんなとき

には少しソフトな話題を。

今日は、2023年上半期に日本の若者の間で流行した

「蛙化現象(かえるかげんしょう)」について話して

みたい。


当該の語は、グリム童話の『蛙の王子様』に由来して

いて、好意を寄せていた相手が、自分を好きだと

わかった瞬間に恋愛感情が冷めてしまうことを指す。




元の意味はそうなのだが、近年に定着したのは、

好きな相手の嫌な面を見た途端、恋愛感情が冷める

という誤用だった。


前者においては、相手も自分が好きとわかれば、

ハッピーエンドとなってもよさそうなのに

そうならないのは、「憧れ」というものに幻想が

含まれており、夢を見られている限りにおいて

恋愛も成り立つということか…


このあたりは、「推し」とファンの関係に似ている

気もする。


後者の使い方でのコントに、フードコートで席を

取って座って待っていた彼女が、出来上がった料理

を取りに行ってくれた彼を見て「蛙化」したという

シチュエーションがあった。

なぜなら、すぐに彼女を見つけられず「キョロ

キョロ」する姿が、何となく間抜けに見えたからである。


少し離れたところから眺めて、接触のないときには、

こうした細かい粗(あら)は目に入らず、恋愛も

第二段階に入ったからこそ起こることなのかもしれない

が、少々厳しい気はする。


ただし「蛙化」したからといって、それがすぐに別れ

の原因となるわけでもないらしいが…


このコントでは、キョロキョロする彼を見ていた

彼女が、相手が「猫背(ねこぜ)」で「ウルフヘア」

をしていて「アヒル口」なのに初めて気づくという

「動物尽くし」なのが、やりすぎと思わせつつ

笑いを誘ったのだった。


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