• 日本語空間

まずは発信!

先週の土曜日、初めてzoomによる研究発表会に参加した。

私の師が主催する研究会で、来春には、そこで私自身の発表が

予定されている。

ただし、私は会員ではないので、今回は下見といったかたち。

このような体験は、意外にも初めてで、新鮮だったし、対面で

なくとも得ることは充分多く、むしろ今までどこかで敬遠して

いた態度が悔やまれた。

実は、コロナ発生の少し前、同会での口頭発表を勧められた際、

私は書く方が得意なので、できれば寄稿のほうがいいなどと、

生意気にも断った経緯がある。

しかし、新常態は、己の頑(かたく)なさを認めさせ、反省する

機会を与えてくれた。

パンデミックが、もっと早くに終息するだろうという期待は、

うっすらとどこかにあったが、もはや以前とまったく同じ日常

を求めようとも、それは無理という話だろう。

では、元に戻れないというのは完全に不幸か? と問えば、

答えは「否(いな)」。

現前する世界が、絶対的なものと信じ込んでしまえば、不意の

変化には対応できなくなってしまう。

だが世界は、偶然性に満ち、あまりにも流動的だ。

狭いパースペクティブで見れば、今回のできごとは、特異に

感じられるかもしれないが、人間は、同様の災禍を幾度となく

経験し、生き延びてきた。

だから、まずは、かたちにこだわり過ぎず「発信」をしよう!

ここでの「発信」とは、明確な意思表示全般、特に自分からの

「働きかけ」を指す。

そうして、談論風発となり、互いの意見や知恵が、状況を改善

しうるなら、それにまさるものはない。

振り返ってみると、コロナ発生以降、依頼を受けた学習者中、

実際に会ったのは一人だけ。

その他の方たちとは、画面越しのやりとりだけで、結果を出して

きている。

特に、外国に住む学習者の方と、何ら支障なく授業を進められて

いるのは、新常態における心構えとも関係していよう!

ならば「首尾は上々」ではないか。

今日の午前中、今年前半にサポートをおこない、秋に、東京の

大学院に入学した方とkakaoで会話を交わした。

元々日本に住んでいたので、入国の問題はなかったものの、

ビザの更新に手間取っていたのが、無事それを済ませ、充実した

学生生活を送っているとのこと。

専門性の高い仕事をしていたため、その点は有利だったが、

日本語で修士論文を書くのは相当難しい、ということで、そちら

のサポートも依頼されている。

修士課程は、2年しかないので、早速来月からその準備に入る

と聞いた。

私も、サポートに備え、当該の分野の読書を増やしていく予定だ。

引き続き、「サバイバル上等」の精神で!

そして、つたないこのブログも、発信を続けていこう。

 アントニオ・ガウディ(1852-1926)設計 『サグラダファミリア』の一部をなす 「聖マリアの塔」が完成したとニュースが  報じている。  伝統と革新の相克――  近代の夢は引き継がれていく。

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出会いがあれば別れがある。 それは、理(ことわり)なのに、 一抹の寂しさを拭うことができない。 『日本語空間』がスタートしてから、 今までいちばん長く(2年半!)学習 を続けた方が、今月中旬に国へ帰る。 毎週日曜日の晩、PCの画面で顔を 合わせながら、実際にお会いする機会 は一度もなかった。 それでも、何の問題もなく、最後まで 円滑に授業を進められたのは何よりだ。 帰国後は、日本語を使う頻度が減る