- 日本語空間
サクラサク
3月1日は、昨年末から大学院入試対策をおこなってきた
社会人の方の合格発表の日でした。
結果を、今か今かと待ちわびていましたが、夕方にメール
が入り、めでたく「合格」の知らせが!!
一足早く、桜の花が咲いたようです。
大学、大学院の入試対策は、各人の専攻や試験形式、どれ
くらい時間をかけるかにより、指導方法が異なります。
「日本語空間」は、サバイバル的状況に強いことを謳って
いますが、特に今回は、超短期集中でみごと結果を出し、
記録を更新しました。
ただし、最初にカウンセリングをおこなったときの手応えで、
おそらく合格を狙えるだろうと推測していたのです。
特に、大学院入試の場合、受験者自身に明確なビジョンが あるかどうかが大きなポイントになりますが、今回は、 その点をクリアしていたため、すみやかに準備を進めること ができました。
簡単に流れを追うと、
・12月の中旬にカウンセリング後、同月下旬から、
授業をスタート。
・1月は、ブレインストーミングをおこないながら、
志望理由書と研究計画書の内容を検討。
→その間、研究テーマを設定し、研究方法を模索。
参考文献をピックアップし、適宜スキミングと
スキャニングをしながら、要点を書き出す。
・1月末に、以上の作業を反映させた志望理由書と
研究計画書を、いったん学習者の方にまとめてもらい、
私が添削。
・それを再び、検討しながら、面接対策をおこなう。
つまり、授業に集中したのは、ほぼ一か月!!
コロナの感染拡大以降、入学試験に、筆記試験を課さない
大学院も出てきました。
今回はその方式で、1次が書類審査、2次が口述試験でした。
筆記試験がないと、一見簡単と思われるかもしれませんが、
その分、何を聞かれても答えられねばならず、
「自分のことばで話す」ことが求められます。
それを想定してのカリキュラムでしたが、昨日、学習者の方から
「ブレインストーミングがすごく役に立って答えられたと思い
ます」とのコメントをもらい、私自身、よろこびをあらたに
しました…!
「日本語空間」では、できれば今回入学試験に合格したいが、 あるいは、論文審査にパスしたいが、どう考えても「時間切れ」 ではないか、というような超がつくほどサバイバル的ケースにも、 可能な限り対応し、ソリューションを提供したいと願っています。
そうして、あたらしい桜の花を次々に咲かせていきましょう!
苦難の時代であるからこそ、前を向き歩んでいくひとすべてに、 幸多かれと祈ってやみません。

かの地に桜咲く春は訪れるのか…