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ジグザグな歩みでも

緊急事態宣言が、1都3県でも解除され、重苦しい空気が少し

だけやわらぎました。

油断は禁物ですが、1年前の今頃を思い出し、人々が、ニュー

ノーマルにようやく慣れたかと感じています。


昨年、大学入試の小論文指導をおこない、見事、合格を果た

した学生がいました。

N2レベルからの挑戦で、授業期間は、わずか3か月ほど。


難易度が高く、受験生の数も前年よりはるかに多かったため、

喜びはひとしおだったのですが、当該の大学は、第二志望

ではありました。


その後、EJUの得点と面接で臨んだ第一志望の大学には、残念

ながら不合格。

→総得点は、前回より相当上がったものの、数学の点数が伸び

悩み…それが唯一の敗因と考えられます。


面接後、すぐに電話をしたところ、すべての質問に淀みなく

答えられ「後悔はありません!」と、力強く語ったのですが…


久しぶりにメールを送ると、本人は、まだその結果を引きずって

いるようだったので、大局を見るべき! という旨のメッセージ

を、再び送りました。


人間の欲には、限りがありません。

しかし、それは悪いこととは言い切れず、欲や望みがあるから

こそ、高い目標にも挑戦できる。


ただ幸いにして、多様性の時代は、柔軟な生き方を、以前より

可能にしてくれています。


今回、思い通りの結果が出なかったとしても、リセットして、

微調整をしつつ、よりよい目標を築いていけばいい。


彼には、将来「日本で起業をする」という固い決意があります。

そこで、最近、日本の大学院に進学する外国の社会人が増えて

いるという話をしました。


そう、経営者になるなら、日本の大学院でMBAくらい取得

すればいい。

そのときには、第一志望だった大学の大学院、いや、それ

以上のレベルの大学院に入ればいいじゃない?


夢に到達するまでの「道」は、まっすぐでなくてもかまわ

ない。

むしろ、ジグザクに進みながら、経験値を上げよう!

そして、勝負強くなろう!!


その後、うれしい返事がきました。

「いつも元気になれる話をしてくださり、どうもありがとう

ございます。将来、自分がなにをしようと先生からの恩恵を

忘れないようにします」。


この学生の作った会社の商品を、いつか買うのが、楽しみに

待たれます。


さて、昨年、コロナ禍の只中にスタートしたこのブログも、

本日で1周年を迎えました。


私自身、試行錯誤の繰り返しで、ジグザグな道を歩んでいる

とも言えます。

それでも、仕事に、研究に、不断の進化を果たすべく、鋭意

努める所存です。


拙文に、おつきあいくださる皆様には、あらためて感謝を

申し上げます。

















Agnes Martin 「This Rain」

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