top of page
  • 日本語空間

セレンディピティを引き寄せよう

いざ論文を執筆する前に、テーマの決定、資料集め、

参考文献の選定、章立て等々、準備は多岐にわたる。


そういった地道な努力は必要だが、それとは別に

想像もしていなかった出会いに恵まれることもある。


たとえば、先行研究で見出されなかった資料の発見

や、関係者の証言を入手すること、または有形無形

の貴重な示唆を得ること。


ただしそれらも、完全な「偶然」ではなく、ひたむきさ

の貫徹が実を結んだ「必然」なのかもしれない。


人間は、完全に無目的で生きていけるものではないし、

目標があるからこそ頑張れるということもいえよう。


だが、一生のうちで学生時代くらいは、功利的な目標

はいったん脇において、気が済むまで知をきわめてみる

のもよいのではないか。

何よりモラトリアムの特権として。


そのように無垢な心性が、研究に有効なセレンディピティ

をしばしば引き寄せるのだ。

    草間彌生『ナルシスの庭』

閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「書く」ということ

諸々の事情で、身体に限界がきて、活動休止を余儀なく されることとなった。 顔の神経が何かおかしいと思ったら、舌が動かず、 いわゆる呂律が回らない状態になっていた。 奇妙な偶然というべきか… 少し前に亡くなった恩師は、出会った時すでに全盲に 近く、長年眼そのものが悪いと思っていたのが、全身の 神経疾患による病と判明し、最後は口も利けなくなって いたのである。 私の症状については、まだ原因が不明だが、

Comments


bottom of page