top of page
  • 日本語空間

セレンディピティを引き寄せよう

いざ論文を執筆する前に、テーマの決定、資料集め、

参考文献の選定、章立て等々、準備は多岐にわたる。


そういった地道な努力は必要だが、それとは別に

想像もしていなかった出会いに恵まれることもある。


たとえば、先行研究で見出されなかった資料の発見

や、関係者の証言を入手すること、または有形無形

の貴重な示唆を得ること。


ただしそれらも、完全な「偶然」ではなく、ひたむきさ

の貫徹が実を結んだ「必然」なのかもしれない。


人間は、完全に無目的で生きていけるものではないし、

目標があるからこそ頑張れるということもいえよう。


だが、一生のうちで学生時代くらいは、功利的な目標

はいったん脇において、気が済むまで知をきわめてみる

のもよいのではないか。

何よりモラトリアムの特権として。


そのように無垢な心性が、研究に有効なセレンディピティ

をしばしば引き寄せるのだ。

    草間彌生『ナルシスの庭』

閲覧数:34回0件のコメント

最新記事

すべて表示

リファレンスは足りているか?

先週から今週にかけて、読まねばならない本が山積 していて、ブログの更新が遅れてしまった… 読まねばならないと書いたが、学位論文や投稿論文、 研究計画書のサポートをする際、学習者の方と共に 相当量の読書をこなす。 Pdf形式の論文にも目を通すが、大学院レベルとも なれば、やはり書籍がメインとなる。 初めて本格的な論文執筆に取り組む場合、「書く」 方にばかり意識が行ってしまうかもしれないが、 実は、そ

bottom of page