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レールを外(はず)れて

爽やかな秋晴れの天気が続きます。


事務所の猫も、夏に比べ活発になっていて、遊んでくれと大騒ぎ。

何とかいなしながら、タスクをこなす今日この頃です。


昨晩、街中を歩いていたら、つい先日まで閉まっていた飲食店が

営業を再開していて、お客さんもマスクなしで食事する姿が目に

つきました。

ワクチン接種をした人たち? と少々不安になりましたが・・・


予防に劣らず大切なかかってしまった後の措置として、待望の

治療薬が、使用可能になるというニュースには安堵しています。


さて、現在、就活中の外国人をサポートしていることを、先日記し

ました。


日本で就職を希望する人、時事問題に関心がある人に、チェックして

ほしいのが、「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」(NHK)

です!

https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/senpai/senpai86/?utm_int=news_contents_special_001


なかでも「教えて先輩!」のコーナーでは、ユニークな活動を展開する

社会人たちと現役の就活生が、「ためになる」対話をしています。


最新の記事のテーマは「レールを外れて」。


ゲストの長谷川文二郎さんは、現在、フランス発世界27か国で展開する

プログラミングスクール「42」の日本版における責任者。

1995年生まれのいわゆる「ゆとり世代」です。


長谷川さんが受けたゆとり教育とは、それ以前の詰め込み式教育への

反省から生まれた経緯があり、学ぶ教科の数を減らし、生きる力を育み、

人間性を重視するというものでした。


しかし、その後、学力の低下に対する危機感により、2000年代後半から、

再び学習指導要領が改訂されることとなります。


国策でおこなわれた教育であるにもかかわらず、それが実験的な

結果に終わったこともあり、社会人となったこの世代に対しては、

「打たれ弱い」、「プライベート優先」、「スマホ・ケータイ依存」、

「すぐに仕事をやめる」などという批判もありました。


一方で、「マイペース」、「出世にこだわらない」という必ずしも

マイナスとはいえない評価は、長谷川さんにあてはまっています。


個人的には、「ゆとり」が「悟(さと)り」をひらくために、と題し、

クラウドファンディングで資金を募り、お遍路(へんろ)※を敢行したの

がおもしろいと思いました。






















長谷川さんは、ウケ狙いではなく、お遍路に旅立ったのでしょうが、

このようなエピソードは、就職活動のときに自己PRで披露したら

インパクトがありますね(ただし堅い職種以外で)。


「レールに乗った人生」ということばがあります。


ただ、そのような生き方を、多くの人間が志向し、叶え得たのは、

一昔前(ひとむかしまえ)。

戦後の社会システムとの連関がありますが、それは、すでに崩壊して

きています。


長谷川さんのように、「レールを外れる」のは、勇気が要るかもしれま

せんが、彼の体験談からは、何かしらの示唆が得られるのではない

でしょうか。


レールを外れても、自分自身の手で道を探りつつ、「ゆとり」は、

「大物(おおもの)」に変身したようです。


※お遍路:定まった順路で霊場(れいじょう)を巡ること。

     「四国八十八か所」が代表的。

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