- 日本語空間
世相を映すことば
先週、2020年度の「流行語大賞」が発表されました。
大賞は「3密」で、受賞者は、小池百合子都知事。
危機の中でも、ことば遊び的な吸引力があり、一定の
効果を発揮したため、妥当なのではないかと思われます。
以下、トップ10に
2「愛の不時着」
3「あつ森(集まれ動物の森)」
4「アベノマスク」
5「アマビエ」
6「オンライン○○」
7「鬼滅の刃」
8「Go Toキャンペーン」
9「ソロキャンプ」
10「フワちゃん」
2は、韓国ドラマのタイトルですが、韓流もすでに第4次
となり、依然、人気は衰えを見せません。
4のマスクには、ありがた味があまり感じられなかったような…
5は、江戸時代に、疫病を防ぐ予言をしたという妖怪の名前。↓

長髪に鳥のようなくちばし、
うろこのある胴体、
毛むくじゃらの3本足が特徴
で、「瓦版」(新聞の前身)に、
目撃情報が寄せられた。
「ゆるキャラ」の系譜…?
6の「オンライン○○」は、「東北新社」による造語とは、
初めて知りました。
3(任天堂のゲーム)や7(漫画)からは、日本のソフト
パワーが、未だ健在なりともいえる?
9の「ソロキャンプ」は、芸人のヒロシさんが先駆者らしく、
彼はそのために「山を買った」といいます。
パンデミックが発生しなかったとしても、「個」の時代は、
すでに潮流となっていましたが。
→「お一人様」や「個食(孤食)」等…
創意工夫して楽しむ姿勢は、他の分野でもみられそうで、
あたらしい文化として興味深く感じています。