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伝わる文章

ゴールデンウィーク只中の今週、授業の数も少ないので

1年でいちばん気持ちのよい季節を満喫すべく、花々の

あふれる街を歩く。


自分自身の論文の執筆や、校正の仕事中は、どうしても

PCに向かう時間が多くなるが、今のような時には頭の中

に隙間を作るよう、積極的に何かを「しない」ことを

意識している。


さて「意識」と書いたが、良い文章とは「伝わる文章」

である。

つまり、自分の側から、書きたいことを書きたいように

書くのでなく、こう書いたら読み手にはどう映るかと

いう点を意識しながら書き進んでいくことが基本なのだ。


対面の会話なら、相手のようすが直接見えるから、

反応がすぐにわかる。

しかし論述においては、あらかじめ読まれることに

「時間差」が存在し、読み手がどのような反応をする

のかも、その場でうかがい知ることはできない。


そうは言っても、話すことにとどまらず書くことも、

相手に伝わるよう意識して表現するという点においては、

コミュニケーション能力の有無が問われるという意味で

共通しているのである。


伝えることを常に意識しながら書いた文章には、良い意味

での緊張感が備わっている。

反対に、そのような意識がなく書き綴った文章は、

総体的に良くない意味で「弛緩している」傾向にある。


そこで欠かせないのが「客観視」の姿勢だ。

自分の文章を、外側から眺める気持ちで、読み返して

みよう。

その場合、画面上でなく紙にプリントアウトしたもの

を音読するのがよい。


せっかくの労力を無駄にしないよう、送り手と受け手の

文章に関わる時間が潤沢なものとなるように。


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