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厳寒と修士論文

学生にとって、一大事である入試や学位論文の提出は

1年で最も寒い季節に当たっています。

勉強と厳しい寒さとの闘い――


この季節が巡ってくると、私も、修士論文と格闘した

思い出がよみがえります。


修士時代、すでに非常勤で仕事に就いていた私は、

少ない自由時間をすべて論文の準備に充てていました。

学位論文提出の期限が迫ってきたとき、週末はよく

徹夜をして、自分を追い込んだものです。


まるで作り話のように聞こえるかもしれませんが、

私は、書き出すまでの助走が長く、本格的な執筆を

始めたのは、11月の末でした(締め切りは翌年の

1月中旬)。


章立てや概要は決まっていたので、字数が多くなる

ことは予想済みだったものの、書いても書いても

終わらない…


最後は、止まっていたら時間切れになる!と覚悟を

決め、考えるのと書くのをほぼ同時に行い、自動筆記

のような状態で仕上げることとなりました。


それでも、想像した以上に先生方から良い評価を得ら

れたのは、限界ぎりぎりまで集中していたからだと

思われます。


修士論文は、12万字ほど、博士論文は40万字ほどに

なりました。


時間がかかったのは、無論、博士論文のほうで、難易度

も高かったですが、もし修士論文で妥協をした部分が

あったら、のちに博論は書けなかったと信じています。

そもそも、博士課程に進むこともなかった、と。


また、博論提出は9月末の締め切りだったので、比較的

過ごしやすい時期、最終仕上げに集中することが

容易でした。


そのゆえにか、私は、厳寒の季節に頭を冴えさせるため、

エアコンも使わず、電気ストーブひとつで、時折り

頬を叩きながら、修論に猛集中した12月の日々を、より

懐かしく思い出すのです。












マニアではありませんが、外国人の知り合い

に教えてもらったアーリ―ミュージックを

時折り聴きます。


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