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推敲また推敲

審査の存在する論文は無論のこと、依頼されて書く「寄稿」も、

その扱いに恥じないよう、いったん書き上げたのち、推敲を

納得がいくまで繰り返す。


推敲を経ない論文を、論文とは呼べない。

たとえ大家であっても…否、大家であるほどに、抜かりなく

推敲をおこなうだろう。


いったん送った文章は、実際に印刷される版の形式で戻され、

今度は校正に入ることとなる。


ここでも、気を抜かず、精度を上げていく。

つまり、誤字・脱字のチェックというようなレベルでなく、

全体の構成や論理の道筋を再考し、最適なかたちを練り上げて

いくのだ。


だいぶ前に書いたが、推敲のいわゆる鉄板は、

1.原稿を、必ずプリントアウトしてチェックすること。

2.1回チェックをしたら、時間をおいて、再び目を通すこと。

3.声に出して、文章を読むこと。


この三つを実行すれば、前回には、見えなかった不具合が

浮かび上がってくる。


今回の拙稿も、消化しきれない感が残っていた最終部分を、

やはり繰り返しリライトすることとなった。


長い文章を幾度となく書いてきたこともあり、何となくこなれて

いないと感じる箇所は、自身で把握しやすい。

そして、その部分を、何度もリライトすることで、最終的には

見違えるような文章に変身させることも可能となる。


ただし、校正後に、元の制限字数から大幅に変わってしまうと

(増減どちらも)、他の方の文章に迷惑がかかると考え、

その点を踏まえつつ見直しをおこなっていく。


実際、編集のツールに、PDFが使われているのは、このような

事態に際し、文字間等を調整できるためでもある。

今回、第二稿は、初稿に比べ3文字減ながら、行数はそのまま いけそうなので、ホッとした。

校正を経た第二稿を、研究会に送った直後、卒業論文指導の 依頼を受けた。 そして昨晩、30分のカウンセリング後、今週からの開始が 決まった。


学習者の方は、卒業年なので、就職活動等ほかにもタスクが

多いため、逆算して無理のない指導をしていく。


しばらくは、添削をおこない、適宜ブレインストーミングで

アイディアを引き出す予定だ。

締め切りは7月。

春のうしろ姿を見送りながら、あらたな学位論文の文章世界

へと漕ぎ出し、輝かしい夏にたどり着こう!


もう何年も映画館に足を運んでいない… なかなか訪れる機会のない国の映画を見て みたいとも思う。

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