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文章に骨格をつくる

今年は、梅雨入りが早いと聞いたのに、空振りのように天気

のよい日が続いて、すこし得した気分…


さて、学習者の方から、添削を依頼されるとき、どの部分を

直してほしいか、ご本人がよくわかっていないことがあります。


そこで、文法や文字語彙の間違いを直すのは、比較的容易なの

ですが、構成ができていないと、文脈をたどるだけで、相当

時間がかかってしまう…


もつれた糸をほぐすうように、「えーっと…えーっと?」と。

とても一気に読み解けるものではありません。


つまり、各文には大きな間違いがなくとも、それが集まった

文章になると、結局何がいいたいのか? 伝わらない。

特に、オリジナリティの片鱗がうかがえるようなとき、論点が

ぼやけてしまっては遺憾です。


まあ、そうはいっても、そのもつれをほぐすこと自体が仕事

なのですが、ただ私の側が直して終わるのではなく、この

ような機会に、構成力を身につけてほしいと願っています。


そう。文章の上達に近道なし!


「急がば回れ」のことわざではないけれど、かえって時間を

不必要に費やしてしまわないためにも、書き足していく

スタイルからは脱却したい。


人間の身体も、ぐにゃぐにゃでなく、姿勢を正せば美しく

見えるもの。


焦って書き出さず、まずは文章にしっかりと骨格をつくる。

すなわち、構成は、堅固にしましょう!





















































    坂茂(ばん しげる)氏により

 設計されたスウォッチ・グループ新本社。

 約5年を費やし建てられた世界最大級の

 木造建築である。

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