- 日本語空間
文章の中を循環する
投稿論文の締め切りが迫ってきたため、最後の仕上げに向かっています。
字数制限は、一般的である2万字。
いったんは、かなりの字数オーバーとなりました。
しかし、その後、字数を減らしつつ、表現を整えていくのは毎度のこと。
誰から教わったのでもなく、気がつけば身についていた方法ですが、
こうして結果を出してきたので、妥当ではないかと考えています。
序章から終章まで、各章の完成度は80%くらい。
まずまずといったところです。
全体が、ある程度書きあがってからは、1章分の見直しが終わると、
最初にまた戻る、という作業を繰り返しています。
文章の中を、循環するイメージです。
こうすることで、「部分」と「全体」への目配りが行き届き、
整合性が生まれます。
そうして、記述も、ぎゅっと凝縮されていくのです。

『新宿駅解体』(田中智之)
実際は、白地にブルーの繊細なペン画です。
見づらいので、あしからずフィルターをかけ
ました。