- 日本語空間
晴耕雨読(せいこううどく)
「晴耕雨読」
晴れた日は、田畑を耕し、雨の日は、読書にいそしむ。
ある種ミニマムな生活。
そのように浮世離れした暮らしは、今時リアルじゃない?
まったく同様ではありませんが…
仕事のあるときは、学習者と向き合い、仕事以外の時間は、
読書に徹する。
現在、このような生活を送れることを、幸いに感じています。
立っているのも精一杯な満員電車での通勤や、メインの仕事
以外にもこなさねばならないペーパーワークで、へとへとに
なっていたころは、創造性も枯渇し、これでいいのか? と
日々に確信が持てませんでした。
しかし、思い切って生活を一新し、不如意な束縛から解放され
たのち、やっと自由な感性が戻ってきたようです。
先日も、自動筆記のごとく、論文のタイトルと「章立て」が
スッと浮かび、急いで書きとめていました。
清貧に、特別あこがれるわけではないといえ、このような
暮らしをしていたら、お金にはそうそう縁があるはずもなく。
まあ、自動的にそうなる? (苦笑)
それでも、有効に使える時間が多くあることは、何と豊かな
のか! と。
港町には、朝から雨が降っています。
ちょうど今、海のほうから、汽笛が響いてきました。
その音も、心なしか湿気を帯び、いつもより尾を引いている
ようです。
さて、読書量が、これでいいと感じられるまで積もりに積もった
なら、あたらしい論文の最初の一行を書き出しましょう。
それは、私自身が決められることではなく、「啓示」の
ごとく訪れるとわかっているのだけれど―-。

キットで、種から育てたキャットグラス
が、10日間でこんなに伸びました。
さあ、猫はどんな反応をするか?