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相性は外せないー続・大学院進学の鍵ー

先日、自分自身に与えられた評価と向き合うには どうすればいいか、という記事を書きました。 内容が、やや重複しますが、人間は成長するに つれ選択肢が増えるということです。 大学までであれば、少しでもレベルの高い学校、 という基準で志望校を選ぶのは理解できますが。 大学院ともなれば、専攻と研究室を選ぶに際し、 自身との「相性」を徹底的に吟味しなくてはなり ません。 たとえば、一見同じような名称の研究科でも、 名称は、仮のようなものなので、イメージで独断 せず、可能な限り情報を収集し、より適した研究科 を選ぶべきです。 また、当然、担当教員がどのような人物であるか? 単に研究の内容が近いというだけで選ぶのは、 「危うい」と言わねばなりません。 自身の可能性が、より引き出され、良い点を積極的 に評価してくれる場所が、進むべき機関でしょう。 たとえば、ひとつの場でかんばしい評価が得られ なかったとしても、それで落胆するのは早計。 受け入れられるかどうかは、絶対的な質の問題では ない。 審査員にも、主観は、当然入ります。 博士課程に進学したばかりのころ、ある先生から 「自分の書いたものを評価してくれる人物を、学内に 限らず何人か持ちなさい」というアドバイスを いただきました。 敷衍すれば、相性のいい相手を見つけなさい、とも 解釈できる。 さすがはベテランの先生。 そのアドバイスを参考にし、在学中、複数の場で、 各種の文章を活字化させることが叶ったのです。 「相性」については、経験値が上がるにつれ、勘が 働くようになりますが、最初は見極めが難しいため、 第三者のアドバイスが必要でしょう。 大学院の入試は、査読を経て活字化する投稿論文 と同様、競争が激しい。 それゆえ、専門のフィールドで勝ち進んでいくため には、やはり出発地点から、「相性」が外せません。

森田慶一 設計(1925)「京都大学楽友会館」

           分離派を結成した6人 森田慶一は後列左端。モダニズムを志向しつつ、 和服から洋服への移行期にあったことがうかがえる。

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