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職人・手仕事・ものづくり

中華街を抜けて少し行くと、海まで5分足らずの

場所に、アストン・マーティンのショールームが

ある。


たいして自動車にくわしいわけではないが、

非日常的な光あふれる空間にひかれ、しばし立ち

止まる。

中に入る勇気は、まだないのだけれど・・・


現在、定期的な授業を受けている学習者の一人が

ヨーロッパの自動車が好きだと聞いたので、

『アエラ』に載っていたマセラティの記事を使い、 短い会話を試みた。

東京のような大都会でなく、仙台(文化都市!)

の店舗が、「ベストマーケティングオブザイヤー」

に2年連続で選ばれたという内容が興味深い。


優雅なイメージを持つこの車種だが、雪深い土地に

も適する四輪駆動タイプが、新しく発売されたそうだ。


奥ゆかしく堅実志向といわれる東北の人には、一時

の勢いで財産を築くのではなく、じっくりベースに

なる資産を固めていく富裕層が多いという。

そんな彼らは、車選びにおいても「実(じつ)」を

取るらしい。


ステータスでも偏愛でも、車を選ぶ理由は、自由で

かまわないと思う。

私自身は、何かを所有したいという欲があまりなく

見るだけで満足してしまうのだけれど。


記事のなかで一番感動したのは、車を構成する品

すべてが、イタリアの地で職人により作られており、

そこにはクラフトマンシップが息づいているという

ことだった。

ラグジュアリーな美意識を、背後でささえるむしろ

硬派なこだわりがいい。


大量生産を一概に否定することはできず、すでに日常

は、そのシステムにより回転させられている。

しかし、効率や利便性、廉価であることを、すべてに

優先させることには抵抗がある。


偶然のように、今日読んでいた本にあった次のフレーズが、

そのことを言い表していた。

「大量生産技術の歴史が、近代に開始されたが、それは

必要以上に製品の質を高めないことを目指す点で、それまで

の職人の仕事とはまったく異なる生産の方式だったのである」。

  1887年創業・老舗(しにせ)和菓子店の「Z世代の若き女将(おかみ)」とは、   それだけで興味をひかれる存在ですね。   肩の力を抜きながら、要所を締めているのはさすが! です。   職人的手仕事に対する愛着は、こうして受け継がれていく・・・

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