- 日本語空間
音楽の流れる時間/流れない時間
留学生の皆さんのなかには、新学期開始の週を終え、
初めての週末を過ごしているひともいるかと思います。
例年とはまったく違う事態に、ストレスもたまりがち
かもしれません。
日々のニュースは、チェックしなければなりませんが、
メディアの報道に煽(あお)られ、自分自身のペース
をどうか乱されませんように。
外出ができない今のようなときこそ、部屋でひとり
静かなリフレッシュタイムを過ごすのもよいものです。
なかでも音楽を聴くことは、手軽な気分転換になる
でしょう。
私自身は、音楽が無性(むしょう)に聴きたくなる時期
と、音楽が全然聴きたくなくなる時期が、交互に巡って
きます。
今は後者の時期なので、部屋で音楽を流すことはありま
せん。
具体的にいうと、音楽に込められた人間の「意識」を
ときどき遠ざけたくなるようです。
反対に、教会の鐘の音、船の汽笛、鶯の鳴き声、子ども
の笑い声や隣室の住人の咳など、が聞こえてきても
それを自然に受け入れています。
「音楽」はNGだけれども「音」はOKということなのか…?
このあたりの現象を研究したら論文が一本書けそうですね!
今は、静寂に包まれた時間が気に入っていますが、
ある日突然、我を忘れたように? 音楽浸りになるかも
しれません。
十人十色(じゅうにんといろ)。
皆さん、どうかお元気でよい週末をお過ごしください。
