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高コンテクストの日本語(1)

日本語の習得は、はたして易しいか? 難しいか? という問いには、明確な答えが出ません。 なぜなら、学習者の母語や、日本語のなかで特に何を 学びたいのかという要素がかかわってくるからです。 ただし、他言語と比較し特徴的なのは、日本語が 「高コンテクスト」の言語である、という点で、 ここには難しさが存在するといえるでしょう。 それゆえ、文法や文字語彙の正確さにとどまらない 文化的なコンテクストに留意することは、とても 大切です。 実際に、具象的な事物を扱う日常会話を習得する のは、さほど難しくありません。 しかし、アカデミックな機関での学習や仕事の場で の運用には、会話であっても、そこには往々にして 「言外」の意味が含まれます。 日本語の「会話が上手になりたい」という声をよく 聞きますが、 1.ただ滑らかに自然なスピードで話せるように なればよいのか?  2.知的な内容を、適切に語れるようになりたい のか? で、到達目標は大きく変わってきます。 そして、留学や仕事で求められるのは、2のレベル ですね(言わずもがな?)。 なぜ、日本語が高コンテクストなのか、詳述は他日に 譲りますが、断り置きたいのは、それは特殊でも優越 的な性格でもなく、あくまで一つの要素だということ。 もし、この要素を「面倒」と考えず、「知的好奇心」 に結びつけられれば、学習も楽しく、高いレベルに 到達できるのではないでしょうか。

求愛の舞をする丹頂鶴(たんちょうづる)

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