top of page
  • 日本語空間

高コンテクストの日本語(1)

日本語の習得は、はたして易しいか? 難しいか? という問いには、明確な答えが出ません。 なぜなら、学習者の母語や、日本語のなかで特に何を 学びたいのかという要素がかかわってくるからです。 ただし、他言語と比較し特徴的なのは、日本語が 「高コンテクスト」の言語である、という点で、 ここには難しさが存在するといえるでしょう。 それゆえ、文法や文字語彙の正確さにとどまらない 文化的なコンテクストに留意することは、とても 大切です。 実際に、具象的な事物を扱う日常会話を習得する のは、さほど難しくありません。 しかし、アカデミックな機関での学習や仕事の場で の運用には、会話であっても、そこには往々にして 「言外」の意味が含まれます。 日本語の「会話が上手になりたい」という声をよく 聞きますが、 1.ただ滑らかに自然なスピードで話せるように なればよいのか?  2.知的な内容を、適切に語れるようになりたい のか? で、到達目標は大きく変わってきます。 そして、留学や仕事で求められるのは、2のレベル ですね(言わずもがな?)。 なぜ、日本語が高コンテクストなのか、詳述は他日に 譲りますが、断り置きたいのは、それは特殊でも優越 的な性格でもなく、あくまで一つの要素だということ。 もし、この要素を「面倒」と考えず、「知的好奇心」 に結びつけられれば、学習も楽しく、高いレベルに 到達できるのではないでしょうか。

求愛の舞をする丹頂鶴(たんちょうづる)

閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「書く」ということ

諸々の事情で、身体に限界がきて、活動休止を余儀なく されることとなった。 顔の神経が何かおかしいと思ったら、舌が動かず、 いわゆる呂律が回らない状態になっていた。 奇妙な偶然というべきか… 少し前に亡くなった恩師は、出会った時すでに全盲に 近く、長年眼そのものが悪いと思っていたのが、全身の 神経疾患による病と判明し、最後は口も利けなくなって いたのである。 私の症状については、まだ原因が不明だが、

Comments


bottom of page