今日は、現在レッスンを受けている留学生の一人が、
日本で初めて大学入試の筆記試験に臨みました。
朝早く、最後のメッセージを送り、檄を飛ばす私。
大学が個別に作成する入試問題は、癖があったり
難易度が一定しなかったりと、なかなか手ごわいです。
昨年の過去問題が、やや難しかったので、少々ひるんで
いたものの、今日は時間内に解き切るという課題を、
見事に達成しました。
初めての面接も、意外に緊張しなかったようです。
新しく買ったスーツも、似合っていたのではない
でしょうか。
「背水の陣」ということばがあります。
川(水)を背にして、一歩も退けないところに自身
を追い込み、奮い立たせることで全力を尽くすたとえ。
このような経験は、しかし、一生に何度もなく、
であるからこそ、その地点を超えたときには、一気に
経験値が上がっているはず。
おそらくは、自分自身でも気づかぬうちに――。
酒井抱一「夏秋草図屏風」(部分)
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