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猫百態
昨晩、メメ(保護猫)が脱走し、大変なことになりました。
事務所は、1階で庭があるのですが、戸を開けたときに外へ
出てしまったのです。
用心していたのに…
少し前から、戸の外をじっと見ている後ろ姿に、哀愁?が
漂っており、野良猫時代を恋しく思っているのか、と
罪悪感をおぼえたのですが。
やはりチャンスを狙っていたのか?
両隣りの家の庭とうちの庭をうろうろしながら、3時間くらい
は捕まらなかったのですが、その後、自分から帰ってきました。
メメは、生後7か月。
うち4か月は餌を与えていたので、実際には半野良くらい。
それでも、野生の血が騒ぐのか、かなりやんちゃな雌猫です。
たった3時間ほどのあいだに、もう飼うのは無理かな?
と気弱になってしまいました。
仕事があり、始終かまってあげることができないので、
限界かと。
しかし!帰ってきてからは、何事もなかったかのように餌を
完食し、膝に乗ってくる子猫様…
こちらとしては、やむにやまれず保護したのだけれど、元々
猫好きのひとは、振り回されることをも受け入れられる
寛容な性格なのだろう、と。
頭が下がります。

浮世絵には、人間のような姿態の猫が、
さまざまに描かれています。
この作品は、歌川国芳の「流行猫じゃらし」