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繊細さ

仕事に集中して、ケアが不足していた

せいか、猫が風邪にかかってしまった。


ここ何日間か寒い日が続いたが、自分から

クッションに入り、少し離れたところから

じっとこちらを見ていたのを、罪悪感に 駆られながら思い出す。


昨日、とうとう目から涙をあふれさせ、 ニャーニャー訴えてきたので、こんなになる までかまってあげなかったことを心から詫びた。


もともと野生の状態でいた動物を家に入れた

ままにしているのだから、野生は減って、

より繊細になっているのかもしれない。


一方で、あまり神経質になりたくない気持ち

もあるが(かまいすぎると分離不安になる

らしいので)、さりげなく気を配ってあげる

べきなのだろう。


猫の話に続けるのは、少々恐縮だが、人間の

繊細さは、時と場合によっては能力につながる

と考えられる。

何のことかといえば、こまやかに気を配れる 繊細な人は、学術論文を書くのに向いていると いうことだ。

あまり繊細過ぎると、世間の荒波にもまれるのは つらいのではないかとも思われるが、些細な点も 見逃さなかったり、多勢に流されず立ち止まって 考えたりできることは、資質として優れていると 断言できる。


大学や大学院の先生方も、このような学生の美点

がさらに生かされるよう、特に外国人学生の場合、

大切に扱ってあげてほしいと願う。


     グウェン・ジョン『猫』

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