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非日常

先日の授業中、学習者と話していて「非日常」と

いうことばが飛び出した。


安定した日常は大切だが、たとえば自分にとって

の転機や、新しい風を呼び込むため、非日常的な

空間から刺激をもらうことも大切だ、と。


その方は、旅行が好きで、まとまった時間が取れる

とあちこち出かけているようだ。


そう、旅行こそ何より非日常を味わわせてくれる

場といえるだろう。


コロナで、しばらく移動が制限されていたが、

解禁後に、多くの人々が旅行を開始したのは、

人間がやはり日常だけではやっていけないこと

の証なのかもしれない。


それでは、論文を書くことは日常的な行為だろうか?


色々な意見があるかもしれないが、実際に長い論述

をものした人は、そこに非日常的なものを見出して

いるのではないかと想像する。


己と対象が近すぎたら「全体像」を見失う。

そのため執筆という行為を通し、論文とつながりつつ、

一方で、身を離して対象化をおこなうのも欠かせない

行為なのだ。


個人的には、この非日常性は心躍るもので、長く

困難な執筆を続けるための大きなモチベーションと

なった…!!


見知らぬ土地で、日常から解放されるように、

論文の大海を非日常的な体感で泳ぎ切ろう。

Fan Ho “Hong Kong Yesterday”

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