このブログを開始した2月は、コロナの影響もあり、
仕事は閑散期だったので。
ここぞとばかり論文執筆に専念していたのに、
現在は、仕事の方が忙しくなり、論文に集中する
ことが難しい…
それでも、普段から可能な限り分野を横断して、
複数の世界を俯瞰することに努めています。
私は、大学、大学院の修士、博士課程、と専攻を
意図的に変えてきました。
しかし、「学際」という点に、すべては貫かれて
います。
「学際」的研究は、アカデミズムの出発点にあった
ものを、後世に、ディシプリンは切り離されてしまい
ました。
文系、理系、また教員、学生という異なりはあれど、
それを当然のごとく尊重している人もいれば、
まったく捨象している人も見受けられます。
学際は、それが前面に現れ、それ一つで決定打に
なるものではなく、しかし、論文や著作の全体を
統べるときに、他にはない独自性を引き出すもの。
世の中が変わり、時代が進んでも、不用になるはず
はない、と信じられるのです。
「日本語空間」に、依頼のある留学生の専攻は
多岐にわたります。
その際、最大限の結果を出せるよう、全方位型の
「知」を日々鍛錬しています。
仕事と研究を、循環するごとく行き来する日々。
貴重な時間と学際空間に、深い感謝を捧げます。
十字架や像などの装飾が、極力排された
教会の空間。