コロナ発生後、対面での仕事がほぼなくなり、
事務所にいる時間が増えたことがきっかけで、
ちょうど事務所の裏庭で生まれた猫とよく
顔を合わすようになったのが、2年半前。
母猫がどこかへ消えてしまい、毎日えさを
もらいにきていた猫が、帰りたがらなくなった
のを保護してから2年が経つ。
野性味あふれていた子猫は、すっかり家猫
らしくなったが、今でも庭に野鳥などが来ると、
「kekeke…」とクラッキングをするのは、
その名残りだ。
機嫌がいいときは、喉をゴロゴロ鳴らし、
お腹がすいている時は、体を逆方向にして、
しっぽを私のスリッパに乗せる。
仕事が繁忙期の今は、あまりかまってもらえ
ないものだから、不満がたまっているようで、
リボンを口にくわえて持ってきて「遊んで」と
アピールする。
しかし論文に向かっている時は、集中しないと
進められないので、心の中で謝りながら、
いなしている。
猫を飼ったことなどなく、成り行きで一緒に
生活するようになったが、最初は不慣れだった
のに、段々と意思疎通が図れるようになって
きた。
年末年始も、たぶん仕事をしているのだろう
が、それが一段落したら、何も計画を立てない
日をつくり、終日を猫と過ごそう。
2歳半になりました…