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  • 日本語空間

リセットしてあらたなコースへ

地元の市立図書館の貸出冊数が、4月から10冊に

なった。

以前は、6冊だったが、コロナの感染拡大により、

室内で過ごす時間が増えたことが影響しているの

だろう。


市民からのリクエストも多かったのではないか、

と想像される。


県立図書館と合わせて、合計20冊まで借りられる

ようになったのは、うれしい限りだ!

ただ、リュックなどに入れても、一気に運ぶのは

重すぎる…


そういえば、院生時代は、小型のスーツケースを

引きずって、図書館と自室を行き来していた。

部屋に置いてある懐かしいスーツケースの再登板?

となるか。

いずれにしても、ワクワクする。


学際的な研究をおこなっているためか、軸足を置く

領域、テーマはあっても、たった一つのモチーフを

ひたすら追うということはありえない。


むしろ、ある論文を書きながら、すでに次の構想が

頭の隅に、胚胎しはじめている。


誰とも話さず、いわば一人ブレインストーミングを

おこなう内、閉塞してしまわないよう「新鮮さ」を

保つことは、非常に重要だ。


アプローチの型はありつつも、それを固定するのでなく、

ゆとりをつくり、その中を泳ぎ回るようなイメージ、と

いえばいいだろうか。


先日、短い論考を寄稿したが、依頼に応えたもので審査

がないこともあり、内容的には自由度が高い。

このような機会にこそ、次の研究のあらたなコースを探る

実験的な機会となりうる。


寄稿先には、2か月前にタイトルだけを伝えたが、題と

内容の連関は当然ありながら、どう書くかは、筆者に

委ねられている。

つまり、この題でこの内容は合っていないのではないか、

などというクレームが来ることはありえない。


だが、当然、「自由」には「責任(ここでは文責)」が

伴う。

それゆえ、落としどころはきちっと決め、本心では、

読み手を唸らせたいとも願う。


さて、寄稿の第二弾は、テーマに沿いつつ、どこまで

自由度を高めることができるか?

世界の在りようだけ、書くことはあるのだから、書き

あぐねてなどいられない。

さあ、あらたなコースへ、再び歩を踏み出すとしよう。



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