top of page
  • 日本語空間

弾んだ声で「ネイティブレベルです!」

最近、とてもうれしいことがありました!


「日本語空間」は、基本的な日本語運用の指導とは差別化を

図り、ネイティブレベルの日本語、それもアカデミックな

書きことばの指導を目標に掲げてきました。


実際に、講師が、博士課程を修了するまでの経験から、

それを求める外国人学生が必ずいる、と確信したことが

きっかけとなっています。


しかし、諸般の事情により、これまでマッチングは、

全面的にはうまくいっていませんでした。


それが、ここにきて、より高度なレベルの日本語を求める

学習者が出てきたことに、うれしい驚きをおぼえています。


中でも、先月依頼のあったAさん。


カウンセリングで初めて話したとき、自身で日本語力の不足

を痛感していると言うので、どれくらいのレベルを求めるか

聞いたところ、弾むように力強い声が返ってきました。


「ネイティブレベルです!」


修士課程在籍中のAさんは、非常に多才な方です。

にもかかわらず、ご本人の態度は、淡々としており、それが

かえって大物感を醸し出しています…


アメリカ留学の経験もあり、3か国語を話しますが「どれも

(母語を含め)中途半端で」、などと謙遜する。


教えたことの飲み込みが早く、すぐに応用してみせるので、

初めてなのにスイスイ進めていけました。


今日の午前中、2度の添削を経たレポートを、無事提出したと

いうメッセージが。

そこには、「来学期末にまたお会いしましょう!」とも。


一陣の風が舞い込むように現れ、短期間で実力を伸ばし、颯爽

と去っていったAさん。


終始、圧倒されながら、今、言い尽くせぬ充実感に満たされて

います。






大量の文章を読んでいて、なぜか頭に、

それだけ残ることばがある。


少し前から「アカンサス」の語が…


気がつけば、その植物が、いつもの

散歩道に群生しているではないか。




ヨーロッパで多用されるモチーフの

アカンサスだが、日本人にとっては、

実際に目にしても通り過ぎてしまい

そうなほど、目立たないかもしれない。


しかも、花でなく葉がメインという…


文化が変われば、思い入れも変わる?

しかし、ソファの柄に用いられたりすると確かに立体的に見え、しっくりする。

閲覧数:16回0件のコメント

最新記事

すべて表示

師への逆質問

「逆質問」ということばからは何が思い浮かぶか? 大学生以上であれば、まず就職活動の面接時における それが、すぐに思い浮かぶだろう。 面接の最後に、面接官から「何か質問はありますか」と 聞かれた際、「周到に」用意した質問を「自然な」感じで 返せればスマートだ。 それは、現実に知りたいことを単に質問するのでなく、 質問内容により自分自身を相手に印象づける機会となる。 採用の可否は、総合的に判断されるの

bottom of page