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見えないパフォーマンスを!

先週から、転職活動をおこなう社会人のサポートをしています。

その方は、日本の大学を卒業し、初めて就職した企業では仕事内容

に満足し、日本人の同僚とも良好な関係を築いていましたが、より

待遇のよい企業に勤めたいと考え、転職をしたそうです。

そこでは、契約社員からのスタートでしたが、正社員で働いたとき

より、はるかに待遇がよく、正社員になれる可能性も充分あると

面接時に聞き、新しい環境に賭けたとのこと。

ところが、そこでの仕事がスタートしてすぐにコロナの感染が拡大。

半年も経たないうち、自宅待機の指示を受けました。

その間、給料の80パーセントは支給されたそうですが、生活に

メリハリがなくなり、ただでお金をもらっているような罪悪感に

苛まれたそうです。

しばらくは、このまま現職を続けるか? 他の選択肢はないか?

思い悩みながらも、無力感に襲われ、前向きになれなかったと

語っていました。

しかし、個人の想いでは、どうにもならないパンデミックの継続に、

いつしか慣れ、諦念を経てからは「開き直って」、現状をリセット

する勇気が出てきたというのは、すばらしいと思います!


昨日までに五つの企業に応募し、私は、すべての志望動機と自己PR

を添削しました。


面接は、通常、職務経歴、志望動機、自己PRに沿って進められます。


職務経歴書は、事実をその通り書けばいいですが、他の二つこそは、

ライバルとの差のつけどころ。

実際の身ぶりをともなわないパフォーマンスとでもいうべき「要

(かなめ)」です!


代筆はおこなわない方針なので、いったんは、自分自身で書いて

もらったものの、結局、大きく手を入れ、最初とはまったく異なる

文章になりました。


添削後の文章について、ご本人に感想を聞いたところ、

「心を揺さぶられる文でスゴイです。

一次はきっとパスすると思います」。

という明るい答えが返ってきました。


そう、悪目立ちや、やりすぎは、かえってマイナスですが、

キラッと光るフレーズは、採用担当者の目を引くはず。


そして、ストーリー仕立ての文章は、流れがスムーズで読み

やすい上に説得力があるのです。


以前にサポートをおこない、見事就職試験をパスした方から、

入社後に、採用担当者が「熱い想いが伝わってきて、ホロリ

とさせられるほどだった」といっていた、とうれしい報告を

聞きました。


今回も、そのような「見えない」パフォーマンスを、積極的

に繰り出したつもりです。


どれほど長く感じても、明けない夜はありません。

運命をも味方につけ、邁進しましょう!
























Robert Longo

《Men in the cities》

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