• 日本語空間

カードは多めに持つ

紫陽花の色が雨に滲み、水気を帯びた鮮やかな

緑の葉の上には、かたつむりの姿を見かける

シーズンとなりました。


さて、『日本語空間』では、レポートや論文の

添削・執筆指導が好調です!


基本的に、レポートは、制限字数が短く、

たくさんの内容を盛り込むことはできないため、

簡潔に意見を述べることが求められます。


対照的に、大学の卒業論文ともなると、最低

でも2万字は書かねばならない(修士論文は

その2倍以上、博士論文は制限なし)ので、

より「濃く」書かねばなりません。


初めて日本語で長い文章を書く場合、まずは、

指定の長さに相当するものを完成できるか、

不安になるひとも少なくないようです。


それで、字数を稼ごうとする余り、とりあえず

雑多な内容を詰め込んだりするのですが、最終的に

整理が必要な分にも、いったん要素を多めに書く

こと自体は誤りではありません。


ただし、それらを平面的に並べていくのでなく、

取捨選択しつつ立体的に構成していくことは、

通るべき道筋です。


その際、何を取り、何を捨てていくのか?

せっかく苦労して集めた資料は、「可能であれば

すべて使いたい」という心情は、痛いほど理解でき

ます。


しかし、植木の剪定(せんてい)のように、必要で

ないものは、思い切って切り落とさねばなりません。


そこで、どうせ捨てるなら多く集めることなどない

のではないか? と問われれば、はっきり「否」と

答えられます。


なぜなら、そのときは必要でなくとも、後で使える

可能性もあるし、何より、少しでも多くの資料に目を

通すことは、勉強にこそなれ無駄になることなど

何もないからです。


論文に、あらかじめたった一つの正解は存在しません。

手探りで進みながら、勘を研ぎ澄ましていくためにも

手持ちのカードは多くしましょう!



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出会いがあれば別れがある。 それは、理(ことわり)なのに、 一抹の寂しさを拭うことができない。 『日本語空間』がスタートしてから、 今までいちばん長く(2年半!)学習 を続けた方が、今月中旬に国へ帰る。 毎週日曜日の晩、PCの画面で顔を 合わせながら、実際にお会いする機会 は一度もなかった。 それでも、何の問題もなく、最後まで 円滑に授業を進められたのは何よりだ。 帰国後は、日本語を使う頻度が減る