日本語空間2023年6月30日2 分ことばの身体性どのような人間も、生まれ育った環境とは 無縁ではない。 なぜこのようなことを書いたかというと、 現在、大学や大学院の教員に完全な デジタル世代がほぼ存在しないということ を、よく考えるからだ。 単純に、アナログが時代遅れでデジタルが すべてにおいて優れているなどとはいえず、...
日本語空間2023年6月22日1 分非日常先日の授業中、学習者と話していて「非日常」と いうことばが飛び出した。 安定した日常は大切だが、たとえば自分にとって の転機や、新しい風を呼び込むため、非日常的な 空間から刺激をもらうことも大切だ、と。 その方は、旅行が好きで、まとまった時間が取れる...
日本語空間2023年6月11日2 分自由度!!大学院での研究が、大学までの勉強と決定的に異なるのは、 各学生が、オリジナルのテーマのもとに学びを究めること でしょう。 それこそが、大学院で学ぶ醍醐味ともいえます。 極端な話、先行研究と完全にかぶらず、学術性があれば、...
日本語空間2023年6月8日1 分論理の縦糸「関東地方が梅雨入りした」と天気予報が 告げている。 人間は、湿気が多くうっとうしい季節と 思うが、この時期に姿を現わし、紫陽花 の葉を這い回るかたつむりは、何を感じて いるのだろうか。 さて、きわめて遅速ながら、かたつむり が動いているのは、横方向が多い気がする。...