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「完成」はどの地点か?

忙しくても週に2回は、ブログを書こうと決めていたのに、

今週はとうとうそれが叶わなかった・・・


昨日、脱稿し、今日の午後まで放心状態だったためである。


夜、授業が二つ入っていたにもかかわらず、めずらしく

脱力していて、できるかな? と不安に駆られのだが、

開始したらシャキッと取り組むことができ、ホッとした。


一体、締め切りより、だいぶ早く論文を提出する人がいる

のだろうか?

いたとしても、少数派だろう。


締め切りが間近に迫ると、机の上の時計に表示された日付け

をにらみ、カウントダウンがはじまる。

よりよく書きたいという欲は、底なしで、時間ギリギリまで

粘るのが常だ。


執筆中、かなりうまく書けていると感じる部分と、どうも

こなれていないと感じる部分が出てくる。


制限時間内に、全体を、統一感をもって完成させられれば

幸いだが、そこまではいかない場合もある。


何より、守らねばならないのは、締め切りなので。


大学院に在学中は、投稿論文は無論のこと、研究の集大成

である博士論文でも、内容に対し、誰より自分自身が、

なかなか納得がいかず、途方に暮れた。


たとえば、投稿論文が審査をハスして活字化したとき、

その時点では、かなりうまく書けたと感じるのだが、

しばらくすると、物足りなくなる。


博士論文に関していえば、実際、滞りなく進行している

のに、書いても書いても終わらない。


今回の寄稿のように、制限字数が少なめだと、書いた後に

文章を削ることとなり、それも少々残念ではあるのだが、

博論は制限字数がない分、欲が出て、もっと書き込んで

やろうという気持ちが、自然に止まらなくなった。


充実感ととも忍び寄る恐怖?

このままでは、一生書いても終わらないのではないか?


そんなとき、Goサインを出してくれたのが、ゼミの先生

だった!


最近は、少しだけ余裕が出てきたようで、締め切りがきて、

いったんは形にしたものに100%納得がいかなくとも、

書いたことで新しい発見があるのなら、次につなげていけば

いいと考えられるようになった。


今回も、やはり完全には満足していないが、そのように

前向きな気持ちで、次の構想に取りかかろうとしている。



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