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カウンセリングの現場から

1月が終わり、旧正月が近づくにつれ、授業の問い合わせが 増えてきました。 多くの人が、コロナの終息という外的状況をたのまず、今 できることを模索し、前向きに行動を開始したのでしょう。 昨日は、そのような学生に、無料カウンセリングをおこない ました。 日本の国立大学院で研究生となり、修士課程への進学を目指 している韓国の方です。 1年を終えたものの、授業を完全に理解するのが難しく、 現在、先日受けた院試の「結果待ち」とのこと。 4年前、日本でワーキングホリデーを経験し、いったん自国で 就職したのち、その仕事のスキルをより高めようと再来日。 修士の学位を取ることを決心したそうです。 しかし、留学のなかでも、大学入試に比し、大学院入試は サポートが圧倒的に不足しているのが現状。 その方も、自力で何とか希望する大学院の研究生となった のは良いが、いきなりほとんどの授業がオンラインとなり、 学びの手応えをつかめないまま、このままではいけないと 焦りはじめた、と。 ケーススタディ的に分析をすれば、やはり院試以前に、準備 が不足しすぎていると言えるでしょう。 一方で、「入学したい」という一心で、まずは行動を起こす 大胆さも買いたいと思います! カウンセリングを終えた後の感想は、「衝撃を受けました…」。 「何に?」と聞いたら、今まで大切な点を知らな過ぎた、と。 そこで、院試の結果が出たのち、それに合わせたカリキュラム を組み授業を開始することとなりました。 今回不合格であっても、日本で研究生としてもう1年過ごし、 院試に再挑戦する、と決意は固いです。 如月のはじめに、少し早い春の風が吹いてきました。 単に「正しい」ことを教えるなどという授業はしません。 そうではなく、目標達成まで、可能な限り寄り添いましょう!



福岡県の太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう) には、「学問の神様」と称される菅原道真 (すがわらのみちざね)が祀られています。 文才に恵まれた人物でしたが、政略により 京都から当地に左遷されました。 境内には、道真を慕い、一夜で彼のもとに 飛んできたという「飛梅(とびうめ)」が、 花をつけています。

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