日本語空間4月12日2 分書きことば的に話す週末から、気温が一気に上がり、夏日との報道もあった。 今日も、最高気温は26度。 事務所の猫は、元気よく跳ね回っている。 私自身は、まだ原稿が仕上がっていないため、春の到来を 満喫する余裕はないが、エアコンを使わなくていいのは、 快適だと感じる。...
日本語空間4月3日2 分中心/周縁春は天気が変わりやすい。 昨日も予報が外れ、夜から雨となった。 しかし、春の雨は、季節が明るい方に向かう兆しを はらみ、優しく降り注ぐようだ。 その音を耳にしながら、眠りに就くのは、ふしぎと 心地よい。 一方で、混沌とした世界の状況を見やれば、自分だけ...
日本語空間3月26日2 分文章の力研究会に送る原稿の締め切りが、4月中旬に迫っているにも かかわらず、なかなか手がつけられないでいる。 元々、書き始めるまでの助走が長いほうで、可能な限り参考 文献に目を通し、全体の見取り図が決まったら書き出すのが 常なのだが、今回はどうにも重い腰が上がらない。...
日本語空間3月13日2 分過去から未来を照射する心穏やかでない日が続き、ブログの更新が遅れに遅れて しまった。 刻々と移り変わる世界情勢から目が離せないここ2週間ほど、 以前に読んだ本を再読し、何かしらの示唆を求めている。 先日の『空震』に続き、現在、再読しているのは、 『アフター・ヨーロッパ――ポピュリズムという妖怪に...
日本語空間3月9日2 分『空震』ふたたび3月に入り、気温が上がってきて、天気予報によれば日曜日 には20度にもなるようだ。 窓を開けると、どこからともなく花の香りが漂ってくる。 先日、寝不足で、事務所の椅子に座ったままウトウトして いたら、微かな振動が伝わってきて目が覚めた。...
日本語空間2月26日2 分言説か現実か昨日ニュースを見ていたら、国際情勢の解説者が、念を押すように 「いいですか。まず、いきなり具体的な状況を押さえるのでなく、 われわれは『言説』に警戒しなければならない、ということです」と ことばを区切りながら述べた。 つまり、ある国家の代表が「○○が○○を迫害している」、...
日本語空間2月20日2 分一雨(ひとあめ)ごとに先週、恩師の論稿を校正する仕事を引き受けた。 昨秋、別な論稿の校正をおこなったが、今回も字数が 10万字を超えるものであるため、時間がかかるだろう と思われる。 校正のいわゆる鉄板は、1頁あたりの文章を、どこまでも 時間をかけ直していくのでなく、いったん大体をチェック...
日本語空間2月13日2 分「無極(むきょく)」ーZ世代的哲学ー「恐ろしいですね…」 昨日おこなわれた将棋のタイトル戦で、 開幕4連勝を決め、最年少5冠と なった藤井総太(ふじいそうた)氏の異次元の強さに対し、 インターネット 中継の解説を務めた深浦康市九段は、そういって声を震わせたという。...
日本語空間2月11日2 分オリジナルにこだわり第一歩をしるす!昨夏、東京オリンピックにおいて、エクストリームスポーツと 呼ばれる分野で、日本人の活躍が目立つことに言及した。 現在おこなわれている北京オリンピックでも、昨日、平野歩夢 (ひらのあゆむ)選手が、スノーボードのハーフパイプで、みごと 金メダルを獲得した。...
日本語空間1月22日2 分ストイックな一面ニューノーマルの生活が全般的に営まれ続けるなか、 大学院の入試形態にも、影響が出てきているようだ。 最近では、国立のようなレベルが高い大学院でも、 筆記試験に変え、口述試験で合否を判断するところが、 少なくなく見受けられる。 口頭で対するからといって、難易度が著しく下がった...
日本語空間1月21日3 分ある日の図書館で大学院に入ってから、学校の図書館以外で、地域の図書館を 平日訪れる機会があり、そこに人があふれていることに驚いた。 特に、社会科学関係の図書を置いてある4階には、定年退職者 とおぼしい高齢の男性がひしめいていて、独特な雰囲気に圧倒 された。...
日本語空間2021年12月25日1 分いと高きところに中学のときに参加した学校見学で、一番印象に残ったキリスト教系 の高校を、迷わず選んで受験した。 聖歌隊の合唱やハンドベルの演奏、そして歴史を経た薄暗い礼拝堂 のたたずまいに魅力をおぼえたからという理由だったが、合格した ときは満足だった。...
日本語空間2021年12月16日2 分文化的コンテクストの内と外今秋、真鍋淑郎氏が、ノーベル物理学賞を受賞し、わが事のように 感激した日本人は、真鍋氏が、アメリカ国籍を取得した理由を知り、 一気に落胆したのではないだろうか? 昨日のNHKオンラインニュースは、あらためてこの件を取り上げている。...
日本語空間2021年12月2日3 分冬来たりなば「冬来たりなば春遠からじ」ということばがある。 ロマン派の詩人・シェリーの『西風に寄せる歌』の一節から 取られたもので、「冬が来たなら、もう春は遠くない」の意。 すなわち、どんなに過酷な試練もいつかは過ぎ去り、それに 耐えた者にふさわしい明るい時節が訪れる、と解釈される。...
日本語空間2021年11月21日3 分アナログ的手ざわり電子音楽が一般的な人気を得る前のパリを舞台に、若き女性ミュージシャンが、 リズムマシンに魅了され、理解のない周囲をものともせず、自身の音楽を追求 していく姿を描いた映画「ショック・ドゥ・フューチャー」。 ストーリーのキーとなるそのリズムマシンは、1978年発売の日本製Rol...
日本語空間2021年11月8日2 分自由と孤独と長らく滞っていた外国人の入国に関する水際対策が、本日から大幅に 緩和される。 週明けの空は、快晴ではないものの、雲の隙間からは、明るい光が のぞく。 10月中旬に行われた衆院選前の党首討論で、野党が、この問題に言及 していたことは、以前のブログに書いた。...
日本語空間2021年11月6日3 分持たざる者が果敢(かかん)に進む朝晩はひんやりするものの、昼間は涼しく、過ごしやすい日々が 続きます。 集中して頭を働かせるには、もってこいの季節ですね。 さて、EJUの試験日も、来週の日曜日に迫りました。 コロナが完全に終息しない中、受験勉強に励む外国人学生の皆さん...
日本語空間2021年11月2日3 分拮抗しつつ共存する週末の選挙結果を受け、各メディアは、見どころを報じ、 各党は総括をおこなっています。 投票前の予想を裏切り、コロナや経済政策、政治資金の 問題等で、支持率を落としていた与党は、自民党が議席を 減らしたにもかかわらず、絶対安定多数を維持しました。...
日本語空間2021年10月30日2 分選挙戦が熱い!明日の投票日を控え、衆院選が、いつになく盛り上がっています。 特に、力を合わせ、与党を切り崩すべく、野党が共闘体制を取って いるのが、実りを見せそうな気配です。 コロナ、経済、人権が主な争点となっており、前者二つは、 2年以上共有されてきた問題ながら、人権に関しては、国民に...